この記事では、パーソナルトレーナーとして働くためには資格が必要なのか、資格がなくても競合と差をつける方法について解説しています。
「パーソナルトレーナーって資格が必要なの?」
「資格がなくてもパーソナルトレーナーとして活動できる?」
パーソナルトレーナーとして就職や副業を考えているけど、資格取得にかかる時間や費用が気になって、最初の一歩が踏み出せない人も多いのではないのでしょうか?
本記事では、パーソナルトレーナとして資格なしで活動するメリットやリスク、資格なしでも競合と差をつけられる3つの方法について詳しく解説します。
この記事を読めば、資格の有無にとらわれない、パーソナルトレーナーとして最短ルートで成果を出す方法がわかります。

サラリーマッチョ ニッシー
上場会社でフルタイム勤務をしながら
- FWJコンテスト優勝4回
- SNS総フォロワー12万人
- パーソナルジム3店舗
- ボディメイクコーチ養成スクール
- オンライン専門パーソナルジム
パーソナルトレーナーに資格がいらない理由

パーソナルトレーナーに資格がいらない理由は、以下の3つです。
- 法的に資格は必須ではないから
- 資格を取っても売れるわけではないから
- 「実績」と「信頼」がスキルの証明になるから
法的に資格は必須ではないから
パーソナルトレーナーには、医師や弁護士のような国家資格は存在しません。
NSCAなどの民間資格は存在しますが、 トレーニングや食事アドバイスなどの日常的なボディメイクのサポートであれば、資格がなくても指導できます。

もちろん、基本的なトレーニング方法や食事管理のための栄養学の勉強は必要です。
しかし、お客様の成果につながる指導スキルがあれば、資格がなくても十分に活躍できます。
資格を取っても売れるわけではないから
資格を持っていることが、必ずしも集客や信頼につながるとは限りません。
パーソナルトレーナーとして成功する上で大切なのは、主に以下のスキルがあげられます。
- お客様に結果を出してもらう指導力
- SNSやブログなどの発信力
- 発信から集客につなげるスキル
資格取得がゴールではなく、現場でどのように価値を提供できるかが重要なのです。
「実績」と「信頼」がスキルの証明になるから
お客様がパーソナルトレーナーを選ぶ際に最も重視するのは「この人なら本当に目標を達成させてくれる」という「実績」と「信頼」です。
資格がなくてもお客様の成果につなげられるサポートを実施していけば、自ずと実績と信頼は積み上げられていきます。
- お客様のビフォーアフター写真をHPやSNSに載せる
- 継続指導による変化をストーリーとしてインスタに共有
- お客様に対して丁寧な指導を行い、印象を残す
資格はあくまで「入り口」の一つであり、その先の「継続」にはお客様との信頼関係が不可欠です。
パーソナルトレーナーの資格を取らないリスク


パーソナルトレーナーの資格を取らないリスクとしては、以下が挙げられます。
- 信頼を得にくい可能性がある
- ジムの就職に不利な場合がある
信頼を得にくい可能性がある
資格なしでも活動できるとはいえ、初対面のお客様にとっては「資格がない=信頼できるか不安」と感じさせてしまうことはあります。
しかし、お客様に対して満足度の高いサービス提供を継続して良い評判を積み重ねていけば、信頼を得ることは十分に可能です。
- SNSやブログで知識や指導実績を定期的に発信する
- お客様からの良い口コミをHPやブログに載せる
- 丁寧なカウンセリングでお客様のニーズを深掘る
一方で、資格を持っているからといって無条件に信頼されるわけではありません。
資格は知識や一定の基準を満たしている証明にはなりますが、実際の現場で成果を出せなければ顧客満足度の向上にはつながらないからです。



信頼は「資格」ではなく「結果」と「対応力」によって築かれるのです。
ジムの就職に不利な場合がある
多くの大手フィットネスジムやパーソナルジムでは、採用基準としてパーソナルトレーナーの民間資格の保有を条件としている場合があります。
特に正社員や契約トレーナーとして働く場合には、資格の有無が応募条件に直結するため、資格がないと選択肢が限られてしまう可能性も。
資格の有無を問わないジムを探すか、オンラインのパーソナルトレーナーとして活動していけば副業として会社員をしながら活動することができます。



副業が軌道にのれば、将来的にはフリーのパーソナルトレーナーとして独立する道も見えてきます。
パーソナルトレーナーとして活動するのに資格よりも大切なもの


パーソナルトレーナーとして活動する上で、資格よりも大切なものがいくつかあります。
- お客様との信頼関係を築くコミュニケーション能力
- お客様の成果に繋がる指導力
- 継続的に学び続ける姿勢
- コーチングスキル
お客様との信頼関係を築くコミュニケーション能力
どれほど技術が高くても、信頼関係が築けなければリピートにはつながりません。
お客様の話に耳を傾け悩みや目的に共感し、安心して相談できる関係性を築くことで、継続的なサポートにつながります。
お客様の成果に繋がる指導力
パーソナルトレーナーの最大の価値は「結果を出せるかどうか」。
個々の体質や生活スタイルに合わせて、効果的なメニューを組み立てられる指導力は、資格以上に求められる要素です。
知識だけでなく、実践に落とし込むスキルや継続につなげる指導力は、パーソナルトレーナーとしての真価が問われます。
継続的に学び続ける姿勢



トレーニングや栄養学の情報は日々進化しています。
お客様に最新かつ最適な情報を提供するためには、常に学び続けて自身の知識をアップデートしていく姿勢が必要不可欠です。
古い情報や独自のやり方に固執していると、あっという間に顧客が離れていき、競合に追い抜かれてしまいます。
コーチングスキル
コーチングとは、対話を通して自分の無意識にある価値観や考え方を引き出し、目標に向けたマインド変革を促す手法のことです。
お客様のモチベーションを引き出し、行動を継続させるためには、ただ教えるだけでなく「導く力(コーチング)」が求められます。
適切な目標設定や声かけ、心理的サポートを通じて、お客様の変化を支援するコーチングスキルが重要なカギとなります。
- 一方的な指導ではなく、お客様自身の気づきを引き出し行動変更を促す
- マインド面を変化させる手法のため、継続率が高く成果にコミットしやすい
- 運動指導だけでなく、意識改革や生活習慣、体質改善の向上にも関われる



コーチングスキルを身につければ、高い顧客満足度を得られ、競合に差をつけられます。
資格なしでもパーソナルトレーナーとして活動できる3つの方法


資格なしでもパーソナルトレーナーとして活動できる3つの方法を、以下でご紹介します。
- ジムで実績を作る
- オンライントレーナーで副業
- 副業から独立する道も
ジムで実績を作る
資格がなくても、トレーナーのアシスタントやアルバイトとしてジムで働きながら経験を積むことは可能です。
現場での実践を通して指導力や接客スキルを磨き、実績を作っていくことで、徐々に信頼を獲得していけます。



資格なしでも実力を評価してくれる環境を選ぶことが重要です。
オンライントレーナーで副業
SNSやZoom、LINEなどを活用して、オンラインでのパーソナルトレーニングを提供する人も増えています。
自分の実績や知識をSNSで発信し、フォロワーや興味を持った人に向けてZoomで個別指導を行うスタイルです。



時間や場所に縛られず、副業としても始めやすいのが魅力です。
副業から独立する道も
副業としてパーソナルトレーナーを始めて、顧客が増えて収益が安定してきたタイミングで独立する人も多くいます。
資格がなくても、自己のブランディングと顧客満足度を高めることで一定の収入が見込めるようになるので、フリーランスとして十分に活躍できる可能性があります。
資格なしで活動するパーソナルトレーナーの実態


実際に本業をしながら副業でオンラインのパーソナルトレーナーとして活動し、最終的には独立して月60万円の売上を達成させた人の実体験もあります。
- エンジニアの仕事のかたわらで副業パーソナルトレーナーとして活動
- 人との関わりを持てる仕事に魅力を感じ、エンジニアを辞める
- スクール(COMPASS)に入り、徹底的に勉強する
- パーソナルトレーナーとオンラインダイエットコーチで月収60万円を達成
副業で活動していても着実に実績を積み上げていけば、独立して本業以上の収入を得ることも可能です。
実際の詳しい体験談については、以下の動画をご覧ください。
パーソナルトレーナに資格いらないに関するよくある質問


パーソナルトレーナーに資格いらないに関する、よくある質問を以下にまとめました。
- パーソナルトレーナーは資格なしでできるの?
- パーソナルトレーナーは誰でもなれるの?
- パーソナルトレーナーとボディメイクコーチはどう違うの?
- パーソナルトレーナーは資格なしでできるの?
-
パーソナルトレーナーは、資格を取らなくても法的に問題はありません。
ただし、資格がないことで信頼を得られにくくジムへの就職が不利になる場合がります。
- パーソナルトレーナーは誰でもなれるの?
-
パーソナルトレーナーには法律的な制約がないため、理論上は誰でもパーソナルトレーナーとして活動できます。
しかし、トレーニングや栄養に関する基本的な知識や、お客様をサポートしたいという強い思いがない場合は、パーソナルトレーナーとして成功することは難しいでしょう。
お客様との信頼関係を築けるコミュニケーション能力や成果を出せる指導力、継続的に学び続ける姿勢など、プロとして求められる要素を持っていることが大前提になります。
- パーソナルトレーナーとボディメイクコーチはどう違うの?
-
パーソナルトレーナーとボディメイクコーチの違いは、以下の通りです。
- パーソナルトレーナー:運動指導を中心としたフィジカルトレーニングに特化
- ボディメイクコーチ:運動指導に加えて「コーチング」の手法も取り入れ、メンタル面までサポート
ボディメイクコーチは、より総合的なサポートを提供する存在として、近年注目されています。
まとめ|パーソナルトレーナーに資格は必須ではない!重要なのはコーチングスキル


パーソナルトレーナーとして活動するために、資格は必須ではありません。
最も重要なのは、お客様の目標達成に貢献できる実践力と、マインド面に変化をもたらすための「コーチングスキル」です。
コーチングはお客様との対話を通して、以下の部分を明確化させます。
- 目標に対する意識
- 本当になりたい自分
- 実現したい未来
お客様に対して一方的に教えるスタイルとは異なり、お客様自身で気づきを得て実践してもらうスタイルなので、失敗しにくくリバウンドも起こりにくいのが特徴です。
パーソナルトレーニング(ボディメイク)とコーチングの技術も習得した人は「ボディメイクコーチ」と定義され、お客様の心身両方のサポートができる存在になれます。



ボディメイクコーチになれば、顧客の満足度を上げられて競合と差別化できるメリットも。
COMPASSではボディメイクコーチ養成講座を開設しており、ボディメイク技術はもちろん、実践的なコーチングスキルから事業者に必要なビジネススキルまでを体系的に学べます。
ボディメイクコーチという働き方に興味がある方は、以下の記事をご覧ください。

