この記事では、「パーソナルトレーナーはやめとけ」と言われる理由と挑戦するべきかの判断基準、失敗しない働き方について解説します。
「パーソナルトレーナーはやめとけって本当?」
「挑戦したいけど、怖くて一歩が踏み出せない」
パーソナルトレーナーになりたいと思っていても、収入面や将来性がなさそうという不安から一歩踏み出せない方もいるのではないのでしょうか。
この記事では、パーソナルトレーナーはやめとけと言われる理由と失敗しない働き方について解説します。
パーソナルトレーナーでお客様のトレーニングに関わり、自分の得意分野で安定した収入を得たい方は、ぜひ参考にしてください。

サラリーマッチョ ニッシー
上場会社でフルタイム勤務をしながら
- FWJコンテスト優勝4回
- SNS総フォロワー12万人
- パーソナルジム3店舗
- ボディメイクコーチ養成スクール
- オンライン専門パーソナルジム
パーソナルトレーナーはやめとけと言われる3つの理由

パーソナルトレーナーは人の健康のサポートができる、やりがいのある仕事です。
しかし、一方で「やめとけ」と言われてしまうことも少なくありません。
- 収入が安定しづらいから
- 競争が激しく差別化が必須だから
- 業務量が多いから
収入が安定しづらいから
パーソナルトレーナーの収入が安定しづらい理由の一つに、収入の歩合制があります。
ジムに所属している場合でも、セッション数や指名数によって給与が変動することが多く、集客が上手くいかないと生活に必要な収入を得られません。
また、フリーランスとして活動する場合は、顧客が途切れてしまうと、月の収入がゼロになる可能性もあります。
開業して間もない頃や、新しいジムに移籍したばかりの頃はクライアントが少ないため、収入が不安定になりがちです。
COMPASS運営者顧客との契約期間が終わると、また新しい顧客を探さなければなりません。
顧客が途切れないよう、常に集客活動が必要なため、収入が固定給の仕事に比べて安定しにくいのです。
競争が激しく差別化が必須だから
フィットネス人口の増加に伴い、パーソナルトレーナーの数も年々増え、競争が激化しています。とくに大都市圏では、数多くのパーソナルジムが存在し、トレーナー飽和状態と言われることも少なくありません。



競争の激しい環境で生き残るためには、ただトレーニング指導ができるだけでは不十分です。
ただのダイエット指導やトレーニングだけではなく、特定のターゲットに特化した専門性(ニッチな市場)を持つことが必要不可欠です。
- 産後の体型を戻すサポート
- 高齢者向け機能改善サポート
- 大会出場に特化したトレーニング
上記のような差別化ができないと、価格競争に巻き込まれ、結果的に収入が上がらないという状況に陥りやすくなります。自分の強みを明確にし、それを求めている人に響くようにアピールするマーケティング能力が必須です。
業務量が多いから
パーソナルトレーナーの業務は、クライアントへのトレーニング指導(セッション)だけではありません。セッション以外の業務が非常に多いため、労働時間が長くなりやすい傾向があります。
- 新規顧客のカウンセリング
- トレーニングプログラムの作成
- 食事のアドバイス
- セッション予約の管理
さらに、フリーランスや個人経営の場合は、以下の業務も加わります。
- SNSでの情報発信
- ブログ執筆などの集客活動
- 経理処理などのバックオフィス業務
セッション時間外に上記の業務をこなす必要があるため、実際の拘束時間が長くなり、体力的な負担も大きくなることが多いのです。結果として、労働時間の長さに対して収入が見合わないと感じてしまうケースも少なくありません。
パーソナルトレーナーやめとけと言われても失敗しない働き方


パーソナルトレーナーはやめとけと言われても、実際に成功しているパーソナルトレーナーは存在します。パーソナルトレーナーとして失敗しない働き方を解説します。
- オンラインで小さく始めてみる
- 低価格で人に教えてみる
- ボディメイクコーチを目指してみる
オンラインで小さく始めてみる
失敗のリスクを低く抑えられる方法の一つが、オンラインでの指導から始めることです。
オンライン指導(オンラインパーソナルトレーナー)は、物理的なジムやトレーニング器具を用意する必要がないため、初期投資をほとんどかけずに始められます。
まず、副業としてオンラインで数名のクライアントに指導をすることからスタートしましょう。クライアントが少数なら、本業の収入を維持しながらトレーナーとしての経験を積み上げていけます。
- 食事指導
- トレーニング指導
- 自宅でできるトレーニングメニューの作成
上記の方法で、集客のノウハウやクライアントとのコミュニケーションスキルを磨き、自信が持てるようになれば、対面での指導や独立への道も見えてきます。
オンライン指導は地理的な制約がないため、全国あるいは世界中のクライアントをターゲットにできる可能性があるのも大きなメリットです。
低価格で人に教えてみる
パーソナルトレーニングの相場は一般的に1ヶ月で約10〜20万円と高額ですが、最初から高価格帯で勝負しようとすると、集客が非常に難しくなります。
顧客獲得のため、まずは低価格帯のサービスを提供して実績と口コミを積み重ねることから始めましょう。
- グループセッション
- 少人数制のセミパーソナル
- オンライン指導
上記の方法でサービスを提供すれば、顧客側は費用を抑えつつ専門的な指導を受けられ、トレーナー側は単価は低くても効率良く新規顧客を獲得できます。
まずはモニターとして低価格で多くの指導経験を積み、成功事例をデータとして蓄積していきましょう。
顧客からの評価と実績を積み上げていければ、将来的に高単価なサービスを提供するための信頼性も獲得できます。
ボディメイクコーチを目指してみる
「パーソナルトレーナー」は、ジムで身体を動かすトレーニング指導が中心ですが、より指導の範囲を広げた「ボディメイクコーチ」を目指してみるのもおすすめです。
ボディメイクコーチとは
トレーニングや食事の指導だけではなく、コーチングの手法を取り入れて、メンタル面までアプローチできる専門職。
ボディメイクコーチは、単なる運動指導者ではなく、コーチングによって生活習慣全般の改善や心のあり方までサポートできます。
- 食事指導
- トレーニングメニューの考案
- コーチングによるマインド面のサポート
パーソナルトレーナーによる「食事だけ」「トレーニングだけ」という単一のサービスよりも、クライアントの抱える根本的な課題解決に深く関れます。
結果的に、クライアントの満足度が高まり、継続率の向上、ひいては収入の安定にもつながるのです。
とくに、オンラインでの指導と相性が良く、場所を選ばず高品質なサービスを提供できるため、競争激化の中で抜きん出た存在になれます。
ボディメイクコーチについて、詳しくは以下の記事で解説しています。


パーソナルトレーナーはやめとけと言われる前に考えておくべきこと


パーソナルトレーナーはやめとけと言われても「人の役に立ちたい」「好きなことを仕事にしたい」という思いから諦めきれない人もいるでしょう。
パーソナルトレーナーとして活動を始める前に考えておくべきことを解説します。
- 自分が本当にやりたい仕事内容か
- パーソナルトレーナーの収入で生活していけるか
- 上手くいかなかったときの対策を考えているか
自分が本当にやりたい仕事内容か
パーソナルトレーナーの仕事は、華やかなイメージとは異なり、地道で体力を使う業務が多いのが実情です。自分がイメージする「理想のトレーナー像」と「実際の業務内容」に大きなギャップがないかを確認しておく必要があります。
- 最新情報を常に学ぶ姿勢が必要
- 顧客のモチベーションを維持させるサポートが必要
- 激しいクレーム対応もある
とくに、クライアントが結果を出せない場合、原因を分析し、真摯に向き合う粘り強さが必要です。純粋にトレーニングだけを楽しみたいのであれば、トレーナーではなく趣味として続ける方が良い場合もあります。
指導を通じて人の人生に深く関わることに、心からやりがいを見出せるかを考えてみてください。
パーソナルトレーナーの収入で生活していけるか
パーソナルトレーナーの平均年収は、働き方や地域、経験年数によって大きく変動しますが、約394万円です。(Bizリジョブ)
独立した場合は、収入が青天井になる可能性もありますが、あくまで一部の成功例に過ぎません。
実際にパーソナルトレーナーの収入だけで生活していけるか、必要最低限の固定費(家賃、食費など)を算出してみましょう。
必要最低限の生活費を賄うために、月に何件のセッションが必要かを逆算してみると、パーソナルトレーナーとして活動していけるかが見えてきます。
必要なセッション数を現実的に獲得できる見込みがあるのか、集客に失敗した場合の備え(貯金や副業)があるのかを、冷静に判断するのが重要です。
上手くいかなかったときの対策を考えているか
パーソナルトレーナーとして活動を始めるときは、成功することだけを考えがちですが、リスクヘッジとして「失敗した場合の対策」を事前に考えておくのが重要です。
パーソナルトレーナーという仕事は、集客の失敗や怪我による活動休止など、予期せぬリスクが常に伴うからです。
たとえば、トレーナーとして集客が伸びず、収入が生活費に満たない状況が半年続いた場合、「いつまでに、どのような行動をとって、撤退するのか」という基準を決めておくべきです。
失敗した場合の対策として、フィットネス業界以外の会社での就職やアルバイト、トレーナーのスキルを活かせるオンラインコンテンツ販売への切り替えなどが考えられます。
万が一怪我をして指導ができなくなった場合は、所得補償保険などの加入や、オンライン指導にシフトチェンジするなどの対策も検討しておきましょう。
あらかじめ「ここまでなら許容できる」というラインを設定しておけば、精神的な余裕を持って仕事に取り組むことができます。
パーソナルトレーナーはやめとけと言われたときの判断基準


パーソナルトレーナーを目指しているときに、周囲から「やめとけ」と言われた場合、判断に迷いが生まれるかもしれません。
パーソナルトレーナーに挑戦すべきかの客観的な判断基準について、以下にまとめました。
- 顧客にアピールできる専門性があるか?
…誰でもできるトレーニングではなく、独自のスキルでターゲットを絞り込めるか - 集客方法を考えているか?
…SNS運用、ブログ記事作成、広告など、集客手段とリソースを確保できているか - 当面の生活費の備えがあるか?
…最低半年分は無収入でも生活できるだけの蓄えが必要
上記の客観的な基準をクリアできているのであれば、「やめとけ」という声に惑わされずに自信を持って進むべきです。
逆に、準備が整っていない場合は、立ち止まって計画を見直すべき段階ととらえて、保留した方が賢明です。
パーソナルトレーナーはやめとけと言われたときによくある質問


パーソナルトレーナーはやめとけと言われたときによくある質問をまとめました。
- パーソナルトレーナーは儲かりますか?
- パーソナルジムを辞めた理由は何ですか?
- パーソナルトレーナーの仕事で大変なことは何ですか?
- パーソナルジムの廃業率は?
- パーソナルトレーナーは儲かりますか?
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パーソナルトレーナーとして大手ジムに所属している正社員の場合、給与体系は固定給+歩合制が多いため、最低限の生活は安定しますが、大幅な年収アップは見込みづらいです。
一方で、フリーランスとして高単価で契約を取り、多くのクライアントを抱えるトップトレーナーになれれば、収入が青天井で増えていく可能性もあります。
ボディメイクコーチの場合、副業や専業で年間30〜100万円稼いでいる方もいます。

COMPASS運営者

4人に3人が月5万円〜100万円の収益化に成功してます!
オンライン指導がメインのボディメイクコーチなら副業から始めやすく、実績を積んで会社員以上の収入が得られる可能性もあるため、独立への道も十分あります。
- パーソナルジムを辞めた理由は何ですか?
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パーソナルトレーナーがジムを辞める理由としては、以下があげられます。
パーソナルトレーナがジムを辞める理由- 収入への不満
- 仕事内容への不満
ジムに所属していると、指導料の一部がジム側に手数料として引かれてしまうため、自分の努力が収入に反映されにくいと感じるトレーナーが多いです。
逆に、トレーナー業そのものを辞めてしまう理由としては、以下の3つが主要です。
トレーナーを辞める理由- 体力的な限界
- 集客へのプレッシャー
- キャリアの限界
年齢による体力的な限界と、歩合制のため集客が直接収入につながるプレッシャー、所属ジムでの昇進や昇給へ限界を感じるため、トレーナー自体を辞めてしまうのです。
- パーソナルトレーナーの仕事で大変なことは何ですか?
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パーソナルトレーナーの仕事で大変なことは、以下の2つです。
パーソナルトレーナで大変なこと- 結果を出す責任
- 顧客のモチベーション維持
トレーナーは、顧客が高額な費用を払ってまで依頼してきているため、プロとして確実に結果を出さなければなりません。
結果を出すためには科学的根拠に基づいた指導を行う必要がありますが、それ以上に、クライアントの心に寄り添い目標達成まで導く精神的なサポートが必要になります。
顧客が食事制限やトレーニングで挫折しそうになったときに、モチベーションを維持させて、諦めないようにサポートするのは非常に難しい業務です。
顧客との良い関係性を構築するためのコミュニケーションスキルも必須です。
- パーソナルジムの廃業率は?
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日本フィットネスレボルの調査によると、パーソナルジムの開業1年以内の廃業率は約80%です。
とくにパーソナルジムは、大手ジムや低価格帯ジムとの競争が激しいうえ、家賃や器具代などの固定費負担が大きいため、事業として安定させるのが難しい側面があります。
一般的に、日本のスモールビジネスの多くが、開業から5年以内に半数近くが廃業すると言われています。
廃業を避けるためには、以下のポイントを抑えておくのが重要です。
廃業を避けるためのポイント- 初期費用をかけすぎない
- 集客につながる独自の強みを持つ
オンラインやレンタルスペースなどで初期費用を抑えて、顧客にリピートしてもらえるような独自の強みを持てれば、安定的な収入につながります。
まとめ:ボディメイクコーチで一生物のスキルを手に入れよう!


パーソナルトレーナーは、以下の理由から「やめとけ」と反対されがちです。
- 収入が安定しづらいから
- 競争が激しく差別化が必須だから
- 業務量が多いから
収入面や競合との差別化の壁を乗り越える方法として、ボディメイクコーチという選択肢があります。
ボディメイクコーチは、単なるトレーナー業務だけではなく、コーチングの手法を取り入れて顧客のメンタル面までサポートできるのが大きな特徴です。
コーチングとは
対話を通して顧客の本当の望みを引き出し、本来のゴールまで導くサポート方法のこと。
コーチングセッションを行い、顧客が主体的に行動できるようにサポートするので、リバウンドしにくく成果も上げやすい特徴があります。
顧客の満足度にもつながるうえに、ボディメイクコーチとしての実績も積み上げやすくなります。
オンライン指導がメインなので初期費用もかからず、一般的なトレーナーとも差別化できるのが大きなメリット。



ボディメイクコーチは、人の人生を好転できる一生物のスキルです。
ボディメイクコーチについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。





